2017年9月28日(木)~29日(金)
白滝高原キャンプ場
2年前に
初めてこのキャンプ場を利用した時に、
ファイアーサークルで直火をされているおじさんにお会いしました。
20年ほど前からこのキャンプ場開設期間中は、
関西から来て、ずっと利用しているそうです。
驚きましたよ。
そんな驚きを、シショウにお話しして、
昨年このキャンプ場を一緒に利用しました。
シショウ、しっかりおじさんと意気投合して、
今年は6月と9月で3回、
おじさんにご挨拶キャンプに伺ったそうです。
その内2回は私も一緒したけどね。
関西から来ているので、
皆さんから「大阪さん」と呼ばれているおじさん。
その大阪のおじさんは、
まるでこの昔ながらののキャンプ場、
白滝高原キャンプ場の守り人のような雰囲気の方で、
たまに訪れるキャンカーの旅人やキャンパーさんの中には、
やっぱりおじさんが忘れられなくてお会いしに来る人もいるようです。
ただ、とにかく利用者が少ない静かなキャンプ場、
そっとしておいてね
っていつも言われているのだけど、
こうやってブログに上げてしまいます。
すみませんね、大阪のおじさん・・・
今年の6月には、
シショウの声掛けで多くのソロキャンパーがこの高原に集いました。
8月に私がファミリーで初めて行った時には、
仲間連れてこなかったん
なんて言われて、
大阪さんも寂しいのかな・・・
なんて勝手に考えて、シショウにお願いして9月にまたソロの集いを行いました。
その後、
シショウや
takkunnさんや緑メガさんがお別れのご挨拶に行ったと聞き、
9月末の最終日、
お別れとお礼の挨拶を私がしに行かないとね、
って決めていました。
でも9月は雨が多かった・・・・
9月の29日も雨、どうにか前日の28日が晴れ予報だったので、
木曜日の平日ですが、
仕事終わりのモクバリーで70キロの道程を高原まで車を走らせました。
勿論翌日の金曜日は朝から普通に仕事です。
おじさんの車は無事にいつものところに止まっています。
場内はいつものようにひっそり、
今日はキャンピングカーが一台だけです。
大阪さんに早速ご挨拶をしようかと思ったのですが、
見当たりません。
車の中にでもいるのでしょうか。
仕方ないので、名残惜しくクローズ寸前の場内を散歩します。
かつては10月末まで開設していたようですが、
今は9月でクローズ。
標高600メートルある高原なので、
秋の始まりも早いようです。
すっかり秋めいてきたバンガロー群。
このまま泊まる人もいないまま、来年までクローズするのだな。
なんだかトイレまで寂しそうな印象です。
トイレも来年まで・・・・
フリーサイト中央のファイアーサークル。
今日は大阪のおじさんと二人で焚き火を楽しめるのでしょうか。
おじさんが見当たらないので、
なんとなく薪でも割ってみます。
無料の五右衛門風呂を沸かすためにある薪小屋。
ただ木の幹が置かれたままなので、
自分で割らないとなりません。
おじさんにこつを教えてもらったのだったな。
気をつけないと、
足を怪我したり、斧を折ったりします。
数日前に斧が折れたってtakkunnさんのブログで見ました。
クローズ寸前だけど、管理人さんちゃんと用意してくれたのだな。
何だか申し訳ありません。
薪を割っていると大阪のおじさんがやってきました。
おう、なした?
もちろんおじさんに別れのご挨拶に伺ったのですよ。
嬉しいね~って言われて、
こちらもなんだか嬉しかったです。
まあ、平日の仕事終わりで来るんだから、
喜んでくれたのかな。
それにしても今日はとっても寒い日です。
途中の層雲峡黒岳は初冠雪したとの事。
おじさんが車の温度計日中でも5度だったよ、
って言ってたし、今夜は冷えそうだな。
そして明日、道路が凍って早朝帰宅出来なくなったら大変だな、
ってテントを張るの躊躇していたら、
おじさんに笑われました。
で、やっぱり泊まって行きますよ、
ってさっと設営。
さあ、明後日でこのキャンプ場はクローズ、
大阪のおじさんと最後の夜を楽しみましょう。
去年ここでお会いしたPさんご夫妻。
おじさんによると、毎年このクローズの時期に来ているので、
今日はご飯を一緒に食べようかと用意していたとの事。
でも、今年は来られないようなので、
ペパさん一緒に食べようか、って焼いてくれました。
私はおじさんに挨拶するのが目的だったので、
今日はパンしか持参していませんでした。
とっても美味しいお肉を食べられて感動です。
しかも黒豚の良いお肉でした。
前回来た時も、
ちょうどサンマが届いたのだよ
サンマの刺身でも食べるか
って、仲間のソロキャンパーに振る舞ってくれたものな。
北海道人のこちらがおもてなししなきゃならないのに、
いつもおもてなしされているようです。
ファイアーサークルで毎日直火の焚き火を楽しんでいるようですが、
今日はまだ用意をしていません。
おじさんが始めるまで、
自分の焚き火台で少し焚き火をやってますか、
って火をつけていたら、
お肉を持って来てくれて、
そのまま私の焚き火台の前で2人語らいはじめました。
おじさんと白滝キャンプ場の事、
このキャンプ場に来るキャンパーさん達の事、
お酒の事や北海道の食材の事、
私のキャンプの事やシショウや仲間の事、
2017年のおじさんの最後の白滝の時間を共にさせてもらいました。
昔ながらのキャンプ場。
今はテント泊の利用者が本当に少なくて、
クローズの危機を感じずにはいられません。
そんなキャンプ場を、
おじさんが守ってくれているようです。
午後9時、
良い感じでお酒のまわったおじさん、
もう寝る事にするわ
大阪のおじさん、
朝起きたら私はもう居ませんよ。
また来年お互い元気でここでお会いしましょう。
って、なんだかセンチメンタルになりながら、
お休みの挨拶を交わしました。
2年前に初めてお会いして、
昨年の6月に再会した時も、
そして今年の6月にお会いした時も、
あ~、無事で1年生きて来たな。
って自分自身が何事も無く生活出来てる事に、
感動したのを思い出していました。
来年また自分もおじさんも、
お互い元気で会えますように・・・・
予報通りとっても晴れた朝、
温度計を忘れましたが、凍りつくほど寒い朝です。
時刻は午前4時30分。
予定通り、午前6時過ぎには帰宅出来るな。
冷え切ったキャンプ場の朝ほどステキなものはありません。
これからマイナスの世界に入って行きます。
大好きな冬キャンプが近づいてきます。
そして、周りの草には霜がおりています。
もうすぐ始まる真冬の厳しいキャンプへの、
区切りの朝といった感じです。
そして幾度となく味わったキャンプ場のクローズ。
次は10月末のキャンプで同じ寂しさを味わうのか・・・。
さあ、ここから70キロ走って仕事に向かいます。
大阪のおじさん、また来年‼
って心の中でご挨拶して、
冷え切った高原のキャンプ場を後にしました。
た~~~~っぷりとキャンプ報告残しているのに、
すっ飛ばして2日前のキャンプ報告にしたよ。
なんだか寂しくてね。
おじさん今頃大阪着いたかな~(^^)
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